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産官学民と専門家の連携で保全に取り組む臨海工業地帯「知多半島グリーンベルト」が日本初の自然共生サイトの一つとして認定されました。

2023.10.06  ニュース・プレスリリース

当社を含む、多様な主体が連携して取り組みを進めてきた愛知県の知多半島グリーンベルト(75.09ha)が、このほど環境省より「自然共生サイト」の認定を取得しました。

知多半島グリーンベルト

知多半島グリーンベルト

 

知多半島グリーンベルトでは、2011年に「命をつなぐプロジェクト」(知多半島生態系ネットワーク協議会)として生物多様性を意識した広域的な連携の取り組みを開始し、緑地の質的向上や、緑地間を生きものが自由に移動できる仕組みづくり、生きものの生息地の創出などの取り組みが行われてきました。現在、11社の企業と行政、地元大学生、専門家、NPO法人が協力して取り組みを行っています。

連携で取り組む緑地は、50年以上前に海を埋め立てて造られた知多半島の臨海工業地帯に位置しています。緑地は、工場が建設された当時に工業地帯と住宅地との緩衝地帯として、幅(東西)100m、長さ(南北)10kmにわたって整備されたもので、50年を経て、高さ15mにまで成長した木々で構成される森林帯となっています。

「自然共生サイト」は、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のことで、2021年6月のG7サミットで合意された「G7 2030年 自然協約(G7 2030 Nature Compact)」に基づく、日本における30by30の取り組みの一環です。この認定制度は今年度スタートした制度で、当地域は本事業最初の自然共生サイトの一つとして認定されました。

緑地で確認されたホンドギツネ

緑地で確認されたホンドギツネ

緑地で確認されたオオタカ

緑地で確認されたオオタカ

当社は「命をつなぐプロジェクト」の始動当初より、生きものに関する専門知識と豊富な知見を活かし、各社の取り組み支援を行ってまいりました。今後も本プロジェクトへの支援を通じ、知多半島の生物多様性向上に貢献してまいります。

なお、当社は今回認定を取得した他の複数の団体に対し、自然共生サイトの申請にかかる生物多様性調査や資料作成の支援を実施しています。

 

連携企業およびエコアセットコンソーシアム(サポート企業)共同リリース文(PDF) 

 ~11社の企業や行政、学生、専門家、NPOが連携して取り組みを進めてきた知多半島
  グリーンベルト~
  「自然共生サイト」の認定を取得
 https://www.chiikan.co.jp/download/data/chita-greenbelt-pressrelease.pdf

本リリースに関する当社の問い合わせ先

 株式会社地域環境計画 名古屋支社
 担当:今井
 e-mail:imai@chiikan.co.jp

関連リンク
環境省報道発表 

 令和5年度前期「自然共生サイト」認定結果について(2023年10月06日)
 https://www.env.go.jp/press/press_02179.html



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