サービス内容

GIS化コンサルティング自然の見える化

GIS化コンサルティング

生きものをとりまく複雑な環境を読み解く

生きものをとりまく複雑な環境生きものの生息環境は、それぞれの種に応じた環境の複雑な組み合わせにより成り立っています。
どのような環境が、その生きものの生息にどのように関係しているか。何か変化があれば、その生きものの生活はどれだけ影響を受けるのか。
それらをちいかんの技術と経験で明らかにすることにより、生きものを取り巻く環境全体を評価し、未来に向けた提案が可能になります。

生きものたちの生活を地図にする

生きものたちの生活を「見える化」するのに最もシンプルで、効果的な方法は、GIS(Geographic Information Systems:地理情報システム)を使ったマップ作成です。
コンピュータ上でさまざまな地図を重ねあわせることにより、その地域で生きものが置かれている現状や、本来好む環境、環境に変化があった場合の予測などを、誰にでも分かる形で表現することができます。

猛禽類調査の例
    現地調査で猛禽類の行動を記録 →飛跡をGISデータ化 →行動の特徴や重要な地域を推定

    現地調査で猛禽類の行動を記録 → 飛跡をGISデータ化 → 行動の特徴や重要な地域を推定

自然環境分野に精通したGIS技術

GISは交通や防災、マーケティングの分野で広く使われています。ちいかんでは、特に自然環境分野に精通したGIS技術者が解析を行います。生きものを解析する上で最もふさわしいデータの作成手法や、効果的な解析計画を、お客様にご提案できます。

お客様に活用していただくための解析

さまざまな解析方法を使いこなしたとしても、できあがった情報を正確に読み取れなければ意味がありません。ちいかんでは生物技術者(生きものの専門家)とGIS技術者(データ解析の専門家)がチームを組み、ひとつのプロジェクトに対して、最後まで同じメンバーが関わることにより、実現性の高い総合的なコンサルティングを行います。

他の環境調査会社やコンサルティング企業にはない、現地調査から解析結果の考察・提案までを含めた、ワンストップサービスをご提供できます。

解析事例
鳥獣被害対策

個体の確認状況や獣害の程度、周辺の環境条件により、効果的な精査や侵入防止等の対策を実施します。

痕跡確認調査やドローン調査を実施 → 痕跡確認箇所・被害個所をプロット

痕跡確認調査やドローン調査を実施 → 痕跡確認箇所・被害個所をプロット

周辺の環境条件から被害の大きい箇所の傾向を分析<br>→優先順位をつけて効果的に詳細な調査や侵入防止対策を実施可能

周辺の環境条件から被害の大きい箇所の傾向を分析

野生生物の適切な保護管理

生物の確認情報からその生物が好む環境要因を分析し、希少種の保護対策や外来種対策を行います。

生物の確認位置情報と周辺の環境条件を把握(土地利用、地形起伏など)

生物の確認位置情報と周辺の環境条件を把握(土地利用、地形起伏など)

 

生物の確認情報からその生物が好む生息環境を分析 → 希少種の保護対策や外来種対策を検討

生物の確認情報から生息適地を分析・予測

森林整備

東白川村(岐阜県)の森林整備の取り組みをサポートしています。
自然条件や法規制等の諸条件を踏まえ、100年後の森林の姿を描きながら
将来の目標とする木材生産適地や保全すべき森林を区分します。


将来目標区分の基準フローによる森林配置計画(東白川村の場合)

森林整備

将来目標区分の基準フロー(東白川村の場合)

将来目標区分の設定

解析結果をもとに将来目標区分を設定

広域スケールにおける情報把握
地球観測衛星により"広域"かつ"周期的"に撮影される衛星画像を使用し、
市町村単位などの広い範囲で、土地被覆の経年変化の抽出や、緑被分布、
緑のネットワークといった解析・主題図を作成します。

衛星データの活用で広域の情報把握・モニタリングが可能

衛星データの活用で広域の情報把握・モニタリングが可能
 

このように、さまざまなアプローチからつくられた自然環境の解析情報は、ちいかんが提供する獣害対策のコンサルティング、生物多様性地域戦略の立案のお手伝いなど、さまざまなシーンで活躍しています。




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