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森づくり

コナラ林が教えてくれたこと

Aエリアのコナラ林には、昭和40年代から尾根への抜け道(未舗装路)が通っています。私たちが森の管理にかかわる前からこの道沿いの林床はある程度手入れがされており、ササは密生せずにまばらに生えている状況でした。

このコナラ林もナラ枯れの被害を受けており、コナラが枯れて倒れ林冠のギャップが生じた場所にはスポット的に低木がまとまって生育している場所があります。ササが密生していると、なかなかこうはならないのですが、

コナラが枯れて倒れ林冠のギャップが生じた場所
コナラが枯れて倒れ林冠のギャップが生じた場所には。。
スポット的に低木がまとまって生育
スポット的に低木がまとまって生育

林床の手入れがなされていたおかげで、先駆性の樹木がちゃんと育っていました。林床に密生したササ刈りを行えば、植物の多様性向上につながることが実感できた1コマでした。