カシナガ点検 2025年6月
里山林の整備に全力で取り組む「ちいかんの森づくりプロジェクト」。
2025年2月からコナラ等の雑木林の林床の下刈りをおこなったことで、ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシ(以下、カシナガという)の飛翔分散が容易になることが予想されました。
そこで、今年は昨年よりも範囲を広げて、5月下旬からカシナガトラップを設置しています。








カシナガ点検 2025年7月



この地域の発生のピークは、枯れ木や倒木の状況から数年前と思われ、収束に向かいつつあることと、昨年から実施しているトラップによる防除が追い打ちをかけた形になったのかなと考えています。このまま収束してくれればうれしい限りですが、まだ予断は許さないので、8月上旬まではトラップによるモニタリングは継続していきます。
カシナガ点検 2025年8月 今年の防除の効果は・・?


昨年の38,717匹に対し、今年は13,029匹で約1/3に減少しました。昨年からトラップでの防除の試みを始めていますが、トラップ設置エリアでは新たに枯れたコナラは確認していません。この地域での発生自体が終息に向かっていることと、トラップによる防除の効果が出ているのかなと思います。