ネイチャー甲子園:全国高校生[地域の自然]甲子園

「ネイチャー甲子園」は、公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会と当社が共催し、高校生が自分たちのくらす地域の自然・生きもの・自然と人との関係性をテーマとして、調査や作品制作を行い、発信し競い合う全国規模の大会です。 

事業の趣旨

私たち日本人が長きにわたり多様な自然と調和して生活を営んできた中で、身近な自然や生きものが私たちの生活環境と密接に関わりあっていることは、普段あまり意識されないかもしれません。

ネイチャー甲子園は、そうした身近な自然や生きもの、それらに関わりあって生きる人々にスポットを当てることを目的としています。

地域の自然・文化への理解促進

高校生が自分のくらす地域の自然、生きもの、多様性の実態を観察・記録する体験を通じて、生態系や環境のつながりについての理解を促進します。

生物多様性の啓発

生きもの調査や動画制作を通じて、身近な場所に存在する豊かな生物多様性、それに支えられた地域の生業等を意識し、その重要性を広く社会に発信できる人材を育成します。

次世代を担う人材の育成

フィールド調査や動画制作、プレゼンテーション等を通じて、主体的探究と発信力を磨き、自然と人間との共生という基本理念を考える力を養い、将来の環境保全や地域づくりを担う高校生の成長を応援します。

ネイチャー甲子園 応募部門

この大会は、以下の2つの部門で構成されています。

動画クリエイト部門(テーマ:自然と人間との共生)

    地域の自然、多様な生きもの、地域の文化や生業(なりわい)など、「自然と人」の姿をストーリー性のある2~5分のショート動画にまとめ、制作・応募します。

    生きもの調査部門(テーマ:身近な自然の多様性)

    学校が所在地する都道府県内で生育・生息する生きものを、いきものコレクションアプリ Biome(バイオーム)を使って投稿し、記録した動植物の種類数により審査します。


    未来を担う“生きもの好き”を全国に。私たちの想いと取り組み

    当社は、創業以来、全国各地で自然環境の調査・保全に携わってきた「生きもの調査のスペシャリスト」です。
    その専門性を活かし、「ネイチャー甲子園」の応募部門のうち、生きもの調査部門を主に担当しています。

    近年、都市への一極集中が進み、自然や生きものの存在が、日々の暮らしから少しずつ遠ざかっています。
    そうした中でも、地域の自然を見つめ、そこに生きる生きものたちの姿に気づく力を持つ若者が、全国各地で育ってほしい――
    そんな思いから、私たちはこのプロジェクトに強い共感と意義を感じ、継続的に関わっています

    「ネイチャー甲子園」は、高校生が身近な自然の中で実際に観察し、発見し、記録するフィールドワーク型のイベントです。
    生きものの面白さ、美しさ、そして不思議さに気づく体験を通して、参加者の皆さんが自然と少しずつ深くつながっていく。
    それは、当社が日々の調査や保全活動で大切にしている「自然をまもる視点」を次の世代につないでいくことにもつながります。
    将来、調査の道に進む方も、別の道を選ぶ方も、「自然とともにある視点」は、これからの社会を支える大切な力になると私たちは信じています。

    生きものにふれる! 自然に気づく! そして、社会とつながる!

    ネイチャー甲子園が、そんなきっかけの場となることを願って――
    私たちは、これからもこの取り組みに力を注いでまいります。 

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