事業所案内

ちいかんの本拠地である東京事業所は、東京都世田谷区の閑静な住宅街に建つビルの３階・４階にあります。
玄関先には、かつては世田谷でもみることができたであろう植物を植えた花壇「結いの小庭」には季節に応じて様々な花を眺めることができるほか、また屋上に設けられた日本庭園には「循環式バードバス」を設置し、メジロをはじめとした多くの野鳥が訪れ、心を和ませてくれます。また、ビルの隣には市民農園もあり長閑さが感じられる一方、大型スーパーなども近くにあり、何かと便利な地域です。

ここ東京事業所は首都圏の立地にあって、本社機能と、企画、営業、技術の各本部の様々な専門性を持ったメンバーがそろっています。そのため、環境アセスメントや環境基礎調査をはじめ、生物多様性・ネイチャーポジティブ、環境学習、獣害対策、民間事業支援、さらには研究開発案件など、自然環境に係る様々な事業・取り組みに積極対応しています。
加えて、全国の拠点や他部署との情報交換・技術連携を積極的に進めており、各地の優れた取り組みを共有して全国展開するなど、会社全体の技術力の向上、また技術の水平展開を図りながら、新しい価値の創出と発信を続けています。

北海道支社は、藤女子大学や北海道大学のキャンパスに近く、学生の多いエリアに位置しています。地下鉄の最寄り駅に近く通勤しやすい環境です。
スタッフは約20数名で、20～30代の若手・中堅社員も多く在籍しています。業務の話はもちろん、好きな生きものや趣味の話など気軽に話せるにぎやかな事務所です。
広大な北海道全域の森林や草原、湿原、河川などが主なフィールドであり、動物全般、植物、GISの各専門技術者が、支社創設以来の経験と知見を活かし、北海道の豊かな自然を未来へ繋ぐために日々奮闘しています。
行政・民間企業や地域の方々など幅広いお客様と共に、地域の様々な自然課題の解決や企業の生物多様性への取組支援などを行っています。また、既存の枠にとらわれず、他業種企業との連携による新しいチャレンジにも積極的に取り組んでいます。

地域に根差し、信頼される会社に

東北事業所は、仙台市泉区の閑静な住宅街の一角にあります。
東北支社は、主に青森から福島の東北６県、時には関東や北海道南西部までの広大な範囲を守備範囲としています。ここには、自然が大好きで気づけば野山に出かけてしまう、そんな熱意あふれるスタッフが集まっています。
野生生物管理部も東北事業所を拠点としています。農林業被害、人里への出没、地域の担い手不足など、さまざまな課題に取り組み、持続可能な地域づくりを目指しています。
東北の豊かな自然の中で育まれた専門知識と技術をもって、地域に根差したご提案をお届けします。

変化を力に、多様性を未来へ！

名古屋支社は、名古屋市名東区の落ち着いた住宅街の片隅にあります。
名古屋支社は、愛知、岐阜、三重、静岡（西部）の東海４県に加え、福井、石川、富山といった北陸３県や長野県も守備範囲としています。業務によっては更に遠方まで行くこともあり、様々な地域での課題に対応しています。
これまでは開発に伴う調査が主体でしたが、今では生物多様性を評価するための調査等も多くなってきており、生物調査の意義そのものが急速に変化して来ています。このような変化の速い時代に柔軟に素早く対応できるよう、様々な業務に積極的に挑戦し、先を見据えた動きができる名古屋支社を目指しています。
また、名古屋支社ではスタッフの半数が30歳前半以下であり、比較的若い世代が多い支社となっています。
このような若手スタッフの育成にも力を入れることで、次世代の技術力を上げ、お客様の要望に沿った調査や提案ができる専門家集団となれるよう、日々研鑽を積んでいます。

大阪支社はJR高槻駅から徒歩5分のところにありますが、近くには上宮天満宮があり、都会にいながらも自然を感じられるオフィスです。
近畿2府4県が主な守備範囲で、時に他支社と連携して中国四国地方までの広範囲をカバーしています。
支社には環境アセスメントなどの自然環境調査を主に行う自然環境研究室と生物多様性地域戦略などの行政の計画策定支援や民間事業者の生物多様性にかかわる事業支援を主に行う生物多様性推進室の2室があり、それぞれが専門性を活かした仕事を行っています。2室には分かれていますが、高い技術と豊富な専門知識を持つ幅広い年代が１フロアで働きながら、意見交換を頻繁に行い、互いを補い合いながら、和気あいあいとした雰囲気の中で働いています。
社会情勢の変化から、自然環境調査が中心ではあるものの、生物多様性をキーワードとした社会課題に対応した仕事も増えてきています。2室があるメリットを活かしながら、社会情勢の変化にも柔軟に対応し、お客様が抱える様々な課題に対して適切な提案ができる、お客様からの信頼を得られる集団であることを目指して、日々仕事に取組んでいます。

地域の自然の特性を活かし、社会貢献できる支社に

中四国支社は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置するバラの町として知られる福山市の市街地にあり、福山駅から徒歩10分程度のオフィスビル5階に事務所を構えています。
事務所ではチョウなどが集まる環境を目指したベランダ緑化の活動を進めています。トロ舟ビオトープや野生植物、果物・野菜などを育てて、訪れる生きものを観察してはスタッフで生きものトークに花を咲かせています。少人数でこぢんまりとした事務所で、誰とでもフラットに話し合える環境が支社の魅力です。
活動範囲は、日本海、瀬戸内海、太平洋に面し、中国山地、四国山地を擁する中国地方5県、四国地方4県にわたります。
スタッフは鳥類、昆虫類、植物、GISの専門家がいます。生きもの・自然環境を調査するコア技術に加えて、ドローン操縦士の育成や空撮・衛星画像解析といった新たな技術の取り組みも進めています。
これらの技術と中国・四国地方に関する知見を基に、地域の特色を活かし、お客様のご要望に応えるべく、日々の業務に取り組んでいます。

九州支社は、福岡を拠点に九州各地で自然環境の調査・企画を行い、人と自然、地域を未来へつなげる活動に取り組んでいます。都市や里山の身近な自然から、多様な生きものの環境づくり、自然資源を次世代へつなげる活動まで、幅広い課題に応えながら、確かな調査と分かりやすい提案でお客様とつながり続けてきました。

私たちは、「『自然をどう守り、未来へつなげるか』を一緒に考えるお客様の伴走役」として、共に歩むことを大切にしています。また、共に働く仲間や支社員にとっては、安心して共に学び成長できる「人と人がつながる場」として、この九州支社を感じてもらえたら嬉しいです。

オフでは笑顔や雑談が自然と生まれ、調査や企画・提案では真剣な姿勢で自然と向き合う。その両面があるからこそ、ここから生まれる新しい「つながり」が地域の力、お客様の力、支社の力になると信じています。九州の自然と人と未来をつなげる拠点として、これからも挑戦を続けてまいります。