2021
07.15
ひとつぼ植物園 ~ 庭からはじめるSDGs ~ を紹介します。

地域環境計画 九州支社長の中武です。
前回投稿から既に7年が経過しました。
明治神宮境内での自然環境総合調査という貴重な体験を、緑化情報誌へ寄稿したという記事です。
→「グリーン・エージ」執筆のご紹介
~ 永遠の森で永遠に続いた調査を振り返りつつ ~
これまでの各社員のコラムも読んでいただけると幸いです。
さて、本題です。
2019年春、九州支社が入居した新しい事務所は、早良区の室見にあるビルの1階でした。
2階以上はマンションになっており、入り口にはこぢんまりとした前庭のスペースがあります。
入居当時は、砂地にヤマモミジ一本、岩二つ・・・、枯山水?といった感じでした。
この場所に、入居者の方も楽しめるような地域の草花を育てられないだろうか?
枯山水でつくっていたら・・・と、意匠権も気になりましたが、
入居時にマンションの管理会社様とオーナー様にご提案したところ、
私たちの提案を快くご了承くださり、
昨年、地域に根ざした植物が花開き、昆虫達も訪れる、ナチュラルガーデンが完成しました。
やがて
・もっと賑やかな庭にしたい!
・たくさんの蝶を呼んで、研究もしたい!
・訪れる方にも眺めたり観察したり、さまざまなかたちで楽しんでほしい!
といった声が上がりはじめました。
有志で「ポリネーターガーデン部」を結成し、
他のスタッフにも呼びかけ、
庭に住んでいる花の妖精 Honey と Johnny にも手伝ってもらい、
育てる植物の構成種を考えたり、
種類を増やしたり、
ネームプレートから花の姿や時期、エピソード等々がわかる図鑑が読める
しかけをつくったり・・・
この夏ついに、
小さいけれどもただのガーデニングではない活動の場としての思いを込めて、
「ひとつぼ植物園~ 庭からはじめるSDGs ~」、グランドオープンの運びとなりました。
完成の瞬間の貴重なシーンを、少しだけご覧にいれましょう。



よりよい世界を目指すための国際的な目標、SDGs(持続可能な開発目標)についての解説は
別の機会に譲ることにしますが、
ひとつぼ植物園は、Goal 15「陸の豊かさも守ろう」を中心に、
住んでいる方々の住環境、働くちいかんスタッフの職場環境を向上させる
Goal 11「住み続けられるまちづくりを」や、
このようなしかけを街じゅうに、いや日本中にひろめていって、
お子さんから高齢者まで大勢の人が、ご自分が暮らしている地域の自然と親しみ、
環境について考えて行動するきっかけとなって、
Goal 17「パートナーシップで目標を達成しよう」にも繋げられたらと願っています。

居住者以外の方が見学される場合は、
ちいかん九州支社へお気軽にお声がけください。
お待ちしています。