ちいかんコラム

2014
10.08

ESDユネスコ世界会議(11/10-12 in 名古屋)開催のご紹介
(なごやめし博もついでにいかが!?)

名古屋支社長 井原 寛人

名古屋支社長 井原 寛人

 

みなさん、こんにちは。
名古屋支社長の井原です。

大阪出身の私ですが、本社(東京)に6年、九州支社(福岡)に6年、そして名古屋支社へ赴任してもう5年になりました。
それぞれの地方にはそれぞれの自然があり、たとえば東海地方にはシデコブシやハナノキなどの他の地域では見られない固有の植物が生育しており、日本の自然の多様さを思い知らされます。

 

ハナノキ カエデの仲間。秋にはまっ赤に紅葉して野山を彩ります。美しいです。

ハナノキ
カエデの仲間。秋にはまっ赤に紅葉して野山を彩ります。美しいです。

 

さて本題。
今年、名古屋で開催される ESD の大きなイベントをご存知でしょうか。
ESD … SKEの妹分のアイドルグループ?
いえいえ、ESDとは「Education for Sustainable Development」、日本語で「持続可能な開発のための教育」のことです。11月10日から12日にかけて、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)と日本政府の主催により、「ESDユネスコ世界会議」が名古屋国際会議場で開催されるのです。

「持続可能な開発のための教育」とは何でしょうか。ユネスコのホームページを見ても非常に難しい! かなり本気で読まないと頭に入りません(私だけかもしれませんが)。
私なりに簡単にまとめると、限りある地球の資源を将来のために残しながら発展していく、そのために考え、行動していくことができる人づくり、となるでしょうか。
環境、エネルギー、人権、紛争といった現代社会の様々な課題がその対象となります。
東日本大震災などの自然災害からの復興も、自然との共生を図っていくという意味においてESDのテーマとなるものです。
ESDの概念は多岐にわたり、捉えるのが難しいですが、当社の専門分野である『生物多様性保全』はその中心に位置していると思います。
このESDについて世界規模で取り組んでいくための会議が「ESDユネスコ世界会議」です。

教育というと子供が対象と思われますが、大人もしっかり対象に入っています。まずは我々大人、そして企業も率先して学び、行動していくべき時が来ているといえるでしょう。
この会議を契機に、1人でも多くの人が持続可能な社会を意識し、将来の世代のために身近なところから行動するようになればと思います。

名古屋市地下鉄東山線車内にて。足元なのでよく見えない・・・。

名古屋市地下鉄東山線車内にて。
足元なのでよく見えない・・・。

2010年には名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催されました。電車の広告などでは「生物多様性」という言葉をしばしば目にしましたが、残念ながら多くの人が認知するほどのアピールはなかったように思います。
今回のESDも電車の車内にポスターが貼られていますが、乗客にはあまり気にされていないようです。もっとPRを!

 

ESDロゴ. 
ESDユネスコ世界会議 あいち・なごや支援実行委員会
ホームページ http://www.esd-aichi-nagoya.jp/

 

余談ですが、名古屋というと「なごやめし」…手羽先、きしめん、ひつまぶし(ひまつぶしではない)、味噌カツ、味噌煮込みうどん、あんかけスパゲティ…
ちょうどタイミングよく「史上最大級の食べ歩きイベント なごやめし博覧会2014」も開催されています。(10月6日~11月16日)
この機会にぜひ名古屋へいらしてください。
なごやめし博覧会2014 http://www.nagoyameshi-expo.com/



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