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「ジビエ」の認知・利用に関する全国アンケート結果より

2014.03.25  ニュース・プレスリリース

新たな地域資源として活用が期待される「ジビエ」
(全国3,403人の)アンケート調査結果から

『鳥獣被害対策.com』を運営する株式会社地域環境計画では「2014年ちいかんオリジナルカレンダープレゼント」に際し、「野生獣害とジビエ※1についての関心度」をテーマにアンケート調査を行いました。 

近年、全国各地域で「野生鳥獣害」が進行しています。「野生鳥獣害」とは、シカやイノシシ等の野生鳥獣による農作物や自然環境、建造物への被害等を指しますが、最近は人里への出没による住民への危害なども増加しており、その被害額は農作物関連だけでも年間230億円※2に上っています。

被害拡大を防ぐ為の方法は「捕獲・駆除」が中心ですが、捕獲された鳥獣の多くは廃棄されているのが現状です。

そこで、この廃棄される鳥獣を「森の恵み」として捉え、捕獲した野生鳥獣(シカ・イノシシなど)を「食べる」ことが「鳥獣被害対策のアプローチや新たな地域資源の活用となるのか」という点に着目し、アンケート調査を実施しました。

※1 ジビエ(gibier)とは、フランス語で狩猟によって捕獲された野生鳥獣のことです。
※2 平成24年 全国の野生鳥獣による農作物被害状況 農林水産省 WEBサイトより

アンケートの概要

●実施期間:2013年11月1日(金)~ 2013年12月6日(金)
●アンケートの方法: 弊社WEBサイトでのインターネット調査
●アンケート実施時プレスリリース:
     http://www.chiikan.co.jp/company/release/id0017.htm
●テーマ:野生獣害とジビエについての関心度
●有効回答数:3,403 (男女割合 女性55% 男性45%)
●年齢層:10才~80才台 うち、30才~49才の回答が約半数をしめた。
●職業層:会社員など一般企業勤務者が6割、学生、専業主婦、年配層などが
     約4割、農林業従事者は0.5%であった。
●地域層:関東、中部、近畿在住者が約8割強を占め、47都道府県別では、
     東京、大阪、神奈川、愛知、兵庫などの大都市をかかえる9都道
     府県在住者が約6割だった。

アンケート結果(抜粋)
「自然や鳥獣害、ジビエへの関心度」について

自然・鳥獣害・ジビエに対する関心度は、「非常に関心がある」「ある程度関心がある」など、何らかのかたちで関心を持っている人が約9割前後と、全体的に高い関心を持つ傾向にあるようです。

自然や鳥獣害、ジビエへの関心度

 

「ジビエ肉へのイメージ」について

ポジティブなイメージとしては「ワイルド」「美味しそう」「ヘルシー」「栄養価が高い」というのが上位を占め、健康志向の高い昨今においては巷で好感触を得ることができそうです。
一方、ネガティブなイメージとしては「独特のクセがありそう」「固そう」「安全性に不安」というもののが大半を占めており、苦手意識を持つ人もいるようです

ジビエ肉へのイメージ

 

「ジビエ肉を食べた感想」と「ジビエ肉をまた食べてみたいですか?」について

ジビエ肉を食べた人の7割前後の人が「美味しい」と感じていて好感触でした。
さらに「また食べたい」と思う人も8割前後とかなり高い結果が出ています。

「ジビエ肉を食べた感想」と「ジビエ肉をまた食べてみたいですか?」

 

「今後ビジエ料理を食べるなら何を重視しますか?」

回答者の56%が「安全・衛生面の検査がしっかりしている」、49%が「手ごろな価格で購入できる」という条件を選択。次いで「身近な定食屋さんなどで食べられる」「家で簡単に調理できる」が上位となりました。
ジビエは「郷土料理」として広く日本に浸透している他に、フランス料理の食材として使われており、ジビエと言えばフランス料理と発想するコアな層がいるのも確かなことです。

今後ビジエ料理を食べるなら何を重視しますか?

まとめ

ジビエは「日本の郷土料理」というイメージで古くからこの日本に広く知られてはいますが、新たな地域資源として市場に浸透させるには、アンケート結果から分かるように様々な課題があることがわかりました。

また、半数近くの1,591名から、鳥獣被害に対する具体的な意見や感想が寄せられました。「鳥獣被害の実態を初めて知った」「より自分や家族のこととして関心を持った」「農林業従事者の苦労が理解できた」「理想は共生することでは」「原因は自然環境が衰退しているから」「地域だけの問題ではなくなっている」「もっと対策が必要」など、一般市民の関心の高さが示される結果となりました。

このアンケート調査を通じて「鳥獣被害が生物多様性の保全にとって大きな課題となっている」というメッセージとなったのであれば幸いです。

『鳥獣被害対策.com』と株式会社地域環境計画は、今後も行政、農林業関係者、団体等と連携し、地域の鳥獣被害対策をサポートしていきます。

アンケート結果に関するお問い合わせ

アンケート結果に関するお問い合わせは、下記広報グループまでご連絡ください。

■本件に関するお問い合わせ先:株式会社 地域環境計画 広報グループ
 担当:中山 Tel:072-684-3182 E-mail:
■鳥獣被害に関するお問い合わせ先:
 野生生物管理事業部 担当:宮畑、小野 Tel:03-5450-3700



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